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成分情報

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エクオールとは

大豆イソフラボンパワーの源「エクオール」

エクオールは、大豆イソフラボンを摂取した時に変換されてできる物質です。大豆イソフラボンは、豆腐や納豆などの大豆製品に含まれており、女性の健康や美に有効な成分として広く知られていますが、実はこの効果の源が「エクオール」であることが最近の研究で分かってきました。

日本人女性の約7割がエクオールを作れない?

大豆イソフラボンをエクオールに変換してくれるのは、「エクオール産生菌」という腸内細菌です。この腸内細菌が活発に働いていない人は、大豆製品やイソフラボンのサプリメントを摂取しても、エクオールを作り出すことができずにその効果を充分に得ることができません。エクオール産生能力を持つのは日本人の2人1人といわれてきましたが、最新の研究では約3割という結果が出ています。2015年5月29日に開催された第15回抗加齢医学会総会での吉形玲美医師(浜松町ハマサイトクリニック 婦人科医)の発表よると、同院の更年期症状を有する女性46例(平均51.4歳)を対象とした調査で産生者は15例。また、更年期症状を問わない700名以上の女性を対象とした研究でも20~80歳代の各年代別でそれぞれ産生能力者は約3割の結果が出ているとのことです。

更年期障害とエクオールの関係

大豆イソフラボンやエクオールは、腸から吸収されて体内で作用した後、半日程度で尿から排泄されます。
更年期症状の重症度と大豆イソフラボンやエクオールの尿中排泄量の関係を調べた研究によると、更年期症状の重い人の方がエクオール排泄量が低いという結果が出ています。一方で、イソフラボン(ダイゼイン・ゲニステイン)の排泄量は更年期症状の重症度との関連は見られませんでした。
これにより、更年期症状が重いグループには、エクオール産生能力が低い人が多かったということが示唆されました。

また、「エクオール含有の栄養補助食品の摂取」と女性ホルモンを投与する「ホルモン補充療法」の比較をした臨床試験によると、更年期全般の症状について3ヶ月目に同等に近い改善効果が確認されています※。

※2015年5月29日第15回抗加齢医学会総会での吉形玲美医師(浜松町ハマサイトクリニック 婦人科医)の発表より。

だからといって、大豆を毎日摂取したからといって腸内環境がすぐに変化するものではありません。適切な食生活を維持していくとともに、エクオールが直接摂取できる健康食品を用いるのも有効でしょう。

女性の健康と美容に、ますます期待が高まるエクオール

薬剤ではなく健康食品から摂取できるエクオール。その作用は更年期症状に対してだけにとどまりません。閉経後の女性に多い骨粗しょう症、シワなどの肌機能にエクオールが深く関わっているほか、脂質、内臓脂肪面積、動脈硬化などの改善効果も確認されており、メタボリック症候群関連リスクの軽減も期待されています。
エクオールは世界中で臨床研究がさらに進められており、メディアはもちろん、医療業界でもさらに注目が高まっていくことは間違いないでしょう。

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