東京ミッドタウンデンタルクリニックのコンシェルジュとして、受付や電話対応、会計業務などを中心とする接客業務を行っております。また最近では、新しく入職してきた後輩への教育・指導をはじめ、より働きやすくするためのマニュアルづくりなども手掛けています。
前職は、航空会社のグランドスタッフ(地上職)として働いていました。世界の中でも忙しいといわれる羽田空港で、主にチェックイン業務を担当していましたが、いかに早く手続きするかが重要で、お客様に顔や名前を覚えてもらえることは当然ながらほとんどありませんでした。そんな中、誰にも身近な医療というサービスにおいてホスピタリティを重視しているAMCのことを知り、もっと人に寄り添った接客ができるのではないかと魅力を感じたことがきっかけです。
私が入社して最初に配属されたのは東京ミッドタウンクリニックの健診・ドック部門でした。東京ミッドタウンクリニックがオープンして約1年半後のことで、当時はマニュアルも何もなく、とても戸惑いながら接客していたのを覚えています。都度考えながら対応することの大変さを感じつつも、自分の「色」を出して接客できることにやりがいも感じました。その後、デンタルクリニックに異動となり、今では仲間と共に一からマニュアルをつくり、後輩を教育・指導する立場になりましたが、どうすれば患者様に喜んでいただけるか、スタッフが働きやすくなるかを考え、かたちにしていくことにもやりがいを感じています。
また、六本木という場所柄、経営者や会社役員、外国人の方など様々な方が来院されます。さらにはリゾートトラストグループの会員様も受診されますので、より一層きめ細やかでハイクオリティなサービスが求められます。その期待に応えることは大変なことではありますが、自身の成長につながっていると実感しています。
まずひとつは、コンシェルジュとして心から尊敬できる人に出会えたことです。私が入社して間もない頃、あるお客様から大きなクレームを受けたことがあります。私はどのように対応してよいか分からず、そのお客様に大きな声でずっと怒られ続けていたのですが、その日お休みだった当時の上司が他のスタッフから連絡を受け、会社にきて対応してくれました。
もちろん休日にもかかわらずにフォローしてくれた感謝もありますが、それ以上に、その人の接客には、声のトーンや表情ひとつにも心がこもっていて、挨拶一言だけでも相手の心に触れられるほどの力があると感じます。その人に出会ったことで、接遇の素晴らしさを改めて学ぶことができたことは、私にとってとても大きな財産です。
また、比較的女性が多い職場ですが、みんなが本当に仲良く、お互いに刺激を受けながら大変なことがあっても助け合って仕事ができる関係に魅力を感じています。会社に来ることが毎日とても楽しいです。
お客様とも、職場の人たちとも信頼関係を築きながら、その信頼に応えられるような存在になっていきたいと思っています。私自身は本来、自ら積極的に手を上げて業務を推進していくタイプではありませんが、前述の上司のように、人の心に寄り添い、心のこもった対応で周囲の人たちを支えていきたいです。
また仕事以外では、これから結婚して子どもも持ちたいと考えています。その点AMCは女性職員も多く、子育てをしながら仕事をしている人もいるので、将来的には家庭と仕事を両立させていくことが目標です。