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せんだい総合健診クリニックにて エクオール研究に関する報告会が行われました

大人女性の健康の鍵を握るとして注目を集める女性ホルモン様成分「エクオール」の研究をリードする婦人科医、吉形玲美医師の研究報告会が、弊社が運営支援を行うせんだい総合健診クリニックにて、2018年7月19日に開催されました。

今回発表されたのは、吉形医師と、医療法人社団進興会に所属するせんだい総合健診クリニックの院長、石垣洋子医師との共同研究です。

注目成分エクオールの産生能と腸内環境の関係についての今回の研究は、2018年4月12日にオランダのアムステルダムで行われた国際栄養健康学会『19th International Congress on Nutrition & Health』にて発表され、米国の医学専門誌『Journal of Nutrition & Food Sciences』オンライン版(2018年5月10日付)にも掲載されました。

尿中のエクオール量(エクオール産生能)と腸内環境検査および食習慣調査を実施。その結果、下記のような結果が示されています。(被験者58名)。

  • 1. エクオール産生菌そのものはほとんどの人が保有している(96%)が、エクオールを実際に産生できる人は少ない(22.4%)。
  • 2. エクオール産生能(※1)がある人は腸内細菌の多様性(※2)が高い傾向が見られる。
  • 3. 腸内細菌の多様性には、食習慣や生活習慣が影響している。腸内細菌の多様性が高い人は、根菜類、果物、ヨーグルト・乳酸菌、きのこ類の摂取が多い傾向が見られ、コーヒー摂取、喫煙習慣が少ない傾向がある。

※1 体内でエクオールを作る力のこと
※2 腸内環境を形成するうえで、性質の異なる様々な種類の腸内細菌が存在していること

研究報告の他、更年期の様々な不調の原因や対策など、日常生活に活かせるヘルスケアアドバイスについても触れられ、有意義な報告会となりました。

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