【日本抗加齢医学会総会第25回大会】吉形玲美医師が登壇
日本抗加齢医学会総会の第25回大会が、大阪で開催されています。この学会は、抗加齢医学に関する最新の研究や治療法を発表する場として、専門家の方々を中心に注目されています。
開催情報:
- 会期: 2025年6月13日(金)~15日(日)
- 会場: 大阪国際会議場(グランキューブ大阪)
詳細は、公式サイトで確認できます。
日本抗加齢医学会総会の第25回大会の一般口論「女性医療」において、グランドハイメディック倶楽部、倶楽部ドクター、浜松町ハマサイトクリニックの産婦人科医 吉形玲美医師が登壇しました。「『更年期診断パック』を活用した女性更年期検診への提案」をテーマに口演を行いました。
吉形医師は、浜松町ハマサイトクリニックが提供する「更年期診断パック」について発表しました。本パックは、一般的な婦人科検診では十分に対応できない更年期障害、骨密度低下、動脈硬化など、更年期世代特有の健康課題に対処するために導入されました。
解析の結果、診断パック受診者の多くが、不眠・発汗・イライラなどの症状を抱え、検査を希望していることが明らかになりました。また、サプリメントを服用しているにもかかわらず、エクオールを産生していないケースが存在など、サプリの種類やコンプライアンスの確認が必要であることが示されました。さらに、骨密度は閉経後に低下するため、周閉経期からの検査が重要であり、動脈硬化指数も同様に閉経状況による影響を受けることなども発表されました。
会場では、女性のライフステージに沿った「更年期診断パック」は、非常に理想的な形であると高く評価されました。特に骨粗しょう症について、更年期の段階で早期に対応できることの重要性が強調されました。また、現在、更年期障害による退職者が約20%に上るとされる中、企業との連携への発展など、吉形医師の研究に対する期待と関心の高さがうかがえました。
吉形医師は自身のインスタグラムでも、「更年期」「フェムゾーン」など女性特有の悩みや症状に対して、産婦人科医の立場から正しい情報を発信しています。