Advanced Medical Care Inc.

仕事・プライベートで得た経験をいかし、
当社だからこそできる女性への
メディカルサポートに挑戦中

運営事業部 法人営業部 部長代行
矢田

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人をサポートする仕事がしたい…
ウエディングプランナーから社長秘書へ

社長秘書時代

「これまで順風満帆なことばかりではありませんでした。でも振り返ってみると、そこで得た経験があったからこそ、今の自分があるのだと思います」と最初に語る矢田。一般社員からスタートし、実に多岐にわたる異なる事業部門でキャリアを重ね、今は次長として重要プロジェクトをリードしている。

入社前はウェディングプランナーや化粧品会社での販促企画の仕事をしていたが、心にずっとあったのは「ライフスタイルを豊かにする仕事がしたい」という想い。メディカルサポートという、これまでとは違う角度から人々の人生に関わるAMCに、まずは社長秘書のポジションで入社する。20代後半のことだった。

秘書になったばかりの矢田を、古川はこう振り返る。「あの頃は私も早く事業を軌道に乗せなければと大変焦っていた時期でした。早口でどんどん指示を出して、経営用語など分からないこともたくさんあったと思いますが、必死に理解に努め、共感してついてきてくれました。」何事にもスピードを重視する古川の指示を的確に実行するのは並大抵ではない。役職者ならまだしも、矢田は一般社員、その苦労は計り知れないものがあるが、物事の要点を的確にとらえ、即実践する力を身に着けることとなった。

リーマンショック後、目の前に残されたのは、サプリメント在庫の山

社長秘書の仕事にようやく慣れてきた2008年秋、リーマンショックが起こる。アメリカの投資銀行リーマン・ブラザーズの破産に端を発した世界的金融危機は、消費の落ち込みや米国市場への依存が強い企業を中心にダメージが広がり、日本経済にも大きな影を落とした。AMCも例外ではなく、自由診療や物販の業績不調にみまわれていた。そんな不安定な状況の中、2009年春、矢田が新たに任されたのは、サプリメント部門のリーダーだった。秘書時代の仕事の捌きぶりを評価されての抜擢であったが、業績不振による大量の在庫を前に、さすがに息を飲んだ。それからは、毎日ありとあらゆる知恵を絞り、身体を動かし商品の販売に手を尽くした。在庫はほぼ完売しミッションを達成。誰もが逃げ出したくなる状況で、矢田がその役を引き受けたのは何故だろうか。「今思えば、妙な使命感に駆られていたんです」矢田は笑ってこう話す。社長秘書として、経営に近い立場で働いてきたことで、誰よりも会社の状況を理解し、出来るのは自分しかいないという想いだった。30代前半、矢田は課長代行になっていた。

順調にキャリアを重ねていた矢田だが、実はある思いがあり、2012年夏に一度AMCを退職している。退職後は、保育園を開設・運営する会社に採用・教育担当として入社。そこでも手腕を発揮し、部長にまで昇進していた。しかし、水面下ではAMCの社長 古川や人事部長から折に触れて復帰への熱烈なアプローチがあった。当時の人事部長、飯白は「矢田さんは高い目標に向けてしっかりとプロセスを構築し実行できる、類まれな推進力の持ち主。会社として急速な事業拡大に取り組む中、どうしても彼女の力が必要だった」と話す。そして、ついに矢田は2014年1月に復職を果たすことになる。

復帰した矢田に求められたのは、サプリメント事業のさらなる成長であった。その頃、認知症予防サプリメント「プラズマローゲン」がヒットし、業績は上り調子だったものの、従来の販促手段の延長だけでは事業を大きく成長させることは難しい状況にあり、まさに転換期だった。医師監修という製品の強みをたてながら、一般通販市場で競争力のあるブランドに育てるために、必要な人材も獲得し、新しいやり方に挑戦し、サプリメント部を急成長させた。AMCがプロデュースする医療施設、浜松町ハマサイトクリニックの吉形玲美医師との共同開発により誕生させた、大人女性の健康をサポートする「エクオール」は爆発的なヒットとなり、矢田が最初にサプリメント部を手掛けた2009年には6500万円だったサプリメント事業は、2016年度には10億円にまで成長した。

AMCだからこそ提供できること。
「女性へのメディカルサポート」という新しい挑戦。

2017年、半年間の産休・育休から復職した矢田は、また新たな挑戦にとりかかっている。AMCの中期計画の中で重要課題として挙げられている、女性をターゲットとしたメディカルサポートプロジェクトだ。女性医療を提供するクリニックのブランディング、プロデュースから、女性の身体の悩みへのアドバイスを発信するサイトの構築など、様々な角度から女性へのサポートを行っていく、新しい試みだ。サプリメント部時代に、大人女性のためのサプリメント「エクオール」の発売、販促をリードした経験は、ここでも大いに生かされている。「このプロジェクトは、実にAMCらしいプロジェクト。医療施設を複数プロデュースし、様々な医療の専門家とネットワークがあるAMCだからこそ、これまでにない女性へのサポートが実現できる気がする。私自身も、出産、育児を経て、いろんなライフステージでの働く女性の身体の悩みやゆらぎを経験してきたので、そのソリューション提案の形を創り上げる作業にとてもワクワクしています。」と矢田は語っている。

この女性のためのメディカルサポートプロジェクトを始め、矢田が所属する事業推進室では、様々な新しい取り組みが始まっており、企画力や分析力、そしてパワフルにプロジェクトを前に進める機動力を持つスタッフが社内外から集結している。市場で応えきれていない健康の悩みに新しいソリューションを提案していくという、AMCのミッションを体現するこのチームで、矢田の挑戦は続いていく。

※所属・インタビュー内容は、2019年7月時点のものです
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