認知症に希望の光プラズマローゲン
専門家の声
Vol.08
医療ジャーナリストが語る「健康長寿」の秘訣
増田さんは大手出版社を退社後、主に女性のヘルスケアと医療をテーマに執筆、講演活動などで医療ジャーナリストとしてご活躍なさっています。自らが乳がんにかかった経験から、患者としての視点も持ち合わせた発言をされているジャーナリストです。著書に『患者力』(講談社)、『女性ホルモンパワー』(だいわ文庫)、『乳がんの早期発見と治療』(小学館)などがあります。30年以上にわたって2,000人以上の医師への取材や患者へのインタビューをした実績を持つ増田さんに、今回は、シニア世代を生き生きと過ごすための秘訣をお話しいただきました。
増田美加(ますだ みか)さん
医療ジャーナリスト、NPO法人女性医療ネットワーク理事「マンマチアー委員会~乳房の健康を応援する会」、NPO法人「みんなの漢方®」理事長、NPO法人キャンサーネットジャパン認定「乳がん体験者コーディネーター」
変化はもう始まっている!?見過ごさずに自覚して
まずは更年期以降の女性と男性の心身の違いについてお話をさせていただきます。女性は40代から閉経前後の更年期に、卵巣から出る女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が急激に減少します。男性も加齢によって男性ホルモンは減少しますが、女性と比較するとその変化は穏やかで、女性のように急激な体調の変化はありません。人生で初めて体験する急激な身体の変化は、驚きや不安を伴います。身体への影響としては、ほてり、発汗、不眠、頭痛、肩こり、冷え、倦怠感などがあり、心の症状としては、憂鬱、不安感、情緒不安定、イライラなどが起こってきます。また更年期には脳内の神経伝達物質であるセロトニンの分泌にも影響があり、気分の落ち込みや不安を引き起こすと考えられています。更年期うつと呼ばれているのはこのことからです。心身に及ぶ変化を見過ごすことなくしっかり自覚して上手に対応していくことが、生き生きと健康的に年を重ねるための必要なアプローチになるのです。
超高齢化社会。「健康寿命」への意識がキーポイント
40代、50代からの健康管理が重要になったのは最近のことです。平均寿命のデータを調べてみると、100年前の大正時代は42歳程度だったのに、現在は80歳を超えています。この100年で寿命が倍近くまで伸びているのです。現代人にとって「50歳から80歳くらいまでの30年をどのように生きていくのか」という問題は前人未踏の課題です。人生の後半を健康的に生きるためには、40代からのヘルスケアが非常に重要なのです。
経営学者のピーター・ドラッカーは「現代社会を働く人にとって一番重要な変化は、平均寿命が延びたことだ」と言っているそうです。元気に働くためにも、健康を自分で作り社会参加を長い期間続けることが精神的にも健康でいられる秘訣ということですね。女性の場合は、ちょうど40代50代のころは子育てが終わる時期で、家庭を守りながら親の介護など新たな問題にも直面する場合も多いでしょう。人によっては、新しい目的をみつけて新たにコミュニティに所属したり活動を始めたりする、新たな人生を開拓する時期かもしれません。
人生の後半をよりよく生きるために最近では「健康寿命」という考え方が浸透してきました。健康寿命とは、WHOが2000年に提唱した概念で、自分の心身で生命を維持して自立した生活ができている期間のことです。日本は超高齢化社会です。世界も日本に続いて高齢化の波が始まっています。健康な段階から先手を打って、より長い健康寿命を手に入れましょう。
まずはライフスタイルの見直しからそのポイントは?
健康寿命を延ばすために、今日から簡単に始められることは、やはり食事と運動です。私は食生活では、色々な取材経験を踏まえて特に糖化と酸化、油の質に気を配るようになりました。家では、化学調味料を使わないように気をつけています。運動は、数年前からヨガやピラティス、そしてランニングを始めました。汗をかくことも血行改善や代謝促進につながり良いことですが、私の場合は自分と向き合う時間の確保、メンタルコントロールとしても役立っています。若いころは運動嫌いだったのですが、50代になってからフルマラソンにチャレンジし、今では運動が生活の一部となって「すぐにでも走りたい」と思えるまでになりました。でも、やっぱりまずは「楽しい!」って思えることが一番ですね。やらなきゃいけないという義務感やストイックになり過ぎるとストレスのほうが強くなるので逆効果です。
ちょっと楽をして「プラズマローゲン」という選択を
食事と運動を見直していくことはもちろん必要なのですが、現代ではサプリメントという選択もできるようになってきました。ここ数年の間に脳の研究は非常に進歩しました。今までの医療では、加齢に伴って脳細胞は壊れ減少していくだけと考えられていましたが、近年の研究で、大人になってからも脳の細胞は新生することがわかってきたのです。「プラズマローゲン」は脳の新生を助ける役割を持っています。また、認知症患者の脳ではプラズマローゲン量が低下しているというデータがでて、それならば、「プラズマローゲン」を摂取して補えば効果がでるだろう、というのが九州大学名誉教授の藤野武彦先生らが行っている研究です。私は藤野先生らの研究を知り、その作用からも、これは私が飲んでもいいのではと思い、1~2年前から「プラズマローゲン」を飲み始めました。当時、更年期の症状だと思うのですが、気分的に落ち込むようになった時期がありました。今思うと大した事ではないのですが、仕事に前向きになれなかったり、積極的な外での活動が憂鬱でした。医薬品やサプリメントの取材をしている中でも、「プラズマローゲン」はとても自分に合っている、効果が期待できると思ったのです。とはいえ、最初はかなり調べました。臨床試験をしているか、その参加者の人数はどれくらいで、どういった試験内容なのか、作用機序はどういったものがあるのか、体験者の声はどうなのか等、いろいろな角度から調べました(笑)。自分の身体に入れるものなのだから当たり前ですよね。そして、その結果として、試してみる価値があるなと思ったのです。効果をしっかりと確認したいたちなので、飲む前と飲んだ後をしっかりと自覚的に認識しようと思って飲み始めました。すると飲んだ後は、原稿執筆時や講演時の言葉がスムーズに出てくるようになって、それによって、幸せな気持ちで満たされている自分に気がついたのです。今までの落ち込みも気にならなくなりました。
『幸福感』を持って生きること、それが健康長寿への近道です
人間にとって幸福感はとても重要です。あるデータによると、幸福感のある人のほうが脳心血管系疾患にかかるリスクも少なく、かかっても重症度が低いという結果が出ています。また、認知症の発症も、日ごろから幸福感をもって生きているかどうかと関係しているという研究も出てきています。幸福感をもつことが病気予防になり、ひいては健康寿命を延ばすことにもなるのです。 私は食事や運動の生活習慣を変えて、プラズマローゲンを取り入れたことで、メンタルの落ち込みが減り、幸福感に満たされていることが多くなりました。今は大切な日にはプラズマローゲンを飲むようにしています。今日はインタビューだったので、朝、プラズマローゲンを飲んできました(笑)。
実感できるものを取り入れ幸福度の高いシニアライフへ
新しい薬や治療は、たくさんの科学的な証拠(エビデンス)の積み重ねによってできています。プラズマローゲンに関しては、藤野先生らが研究されています。自分の身体にとって良いと実感できるものであれば、積極的に自分の生活に取り入れていくことが賢い生き方だと私は思います。幸福感をもって生きるための引き出しをいくつ持っていますか?ひとつでも多く持っていることが、上手に自分をケアしコントロールできるポイントだと思います。 最後に、中高年齢の方々に。医療をたくさん取材してきましたが、もし今つらい症状があるのなら、医療機関を受診なさってください。簡単な治療やお薬でかなり症状が改善します。なぜ早く病院に行かなかったのだろうという方がほとんどです。どんな病気でも自分から積極的に正しい情報を得て動いていくことは、患者として、生活者としての強さにつながっていくと思います。健康寿命を平均寿命に近づけて、より幸福度の高いシニア生活を送れるように、今からご自身の身体に真剣に向き合っていただきたいと思います。
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プラズマローゲン
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